雫石

□第参話
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チュンチュン




『…ぅ』



静かな朝…


一人の少女が目を覚ました。



『……あ、ここってD.Grey-manの世界だった…』



少女の名は優奈



『今日はアレンてラビと神田と仲良くなるとしますか!』



目が覚めるなり、優奈はベッドから出て、服を着替える。


着替え終わると、部屋をすぐに出た。




ガチャ



静かな朝だからか、扉を開く音が大きく感じた。




『うむ。仲良くなるには、起こしに行くのがいいかな…』



優奈はそう考えると、すぐにアレンの部屋へと移動する。


『(右隣…)』



アレンの部屋は優奈の右側だ。


部屋の前に立つと、優奈は笑顔を作った。




『よし!!』



何らかの気合いを入れた優奈はアレンの部屋に手を掛ける。




コンコン



「……はい」



ノックをすると、部屋からはアレンの声が聞こえた。

声からして、起きたのは自分より早かったのだろうと思った。



『アレン?私、優奈だよ』


「優奈?」



アレンは誰が来たか知ると、中から扉を開けてくれた。




『おはよう、アレン!』



「おはようございます。
優奈、起きるの早いですね…」



『うん!!
アレンにでも、食堂に連れて行ってもらおうかと…
もしかして寝起き??』



優奈はしゅんとしたようにアレンを見た。



「あ!いえ、僕も今日は早く起きたんですよ。」



アレンは弁解するように、フォローをしてくれた。



『良かった…
じゃあ、頼んでもいいかな?』


「いいですよ。」



優奈が聞くと、アレンは微笑んで返事をくれた。


そのあと、アレンは着替えるからと一度、扉を閉め、着替えてから案内をしてもらった。







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