雫石

□第弐話
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『ねぇ、アレンさん…ウチらの部屋って何処なの?』



「さんはいりませんよ…
部屋はコムイが言うには彼方さんは僕の部屋の右隣で優奈さんは左隣…
歩美さんは優奈のまた隣りらしいです。」



『へぇ…』



彼方は納得いったような声を漏らす。



『ってか、優奈さ…
そのキャリーバック、何処から出したの?』



『あ、あたしも気になった…ι』



彼方と歩美がそう言うと、優奈はニッコリと笑った。



『企業秘密に決まってんじゃん!』



『…』



『…』



彼方と歩美は『ああ、こういう奴だったな』と改めて感じた。



「ってか、俺ら関係なくね?アレンだけ案内すればいいじゃん?
っつー事で俺は行くsガシ



ラビが去ろうとすると彼方が右肩、歩美が左肩を捕らえた。



スッ…



そして優奈がラビの前に立った。




『『『アンタ(貴方)には重大な役目があるでしょ?』』』



そう言いながら優奈が取り出したのは…




『『『ウエディングドレスを着る役目がね☆』』』




そう、ラビが着るウエディングドレスだった。




「もう、いいじゃn『あ"?』…そっすね」



ラビの言葉を遮り、彼方がどす黒い声を出すとラビは押し騙された。



「…ι」



それを見ていたアレンはただ苦笑いをするだけだった。

つまりアレンはもう諦めているようだ。




「あ、ここが彼方さんの部屋です。」



『へぇ…』



アレンが指した場所に入ると凄く殺風景だった。



『…まぁ、いいや、優奈!』


『おいさ!』



彼方の呼び掛けに優奈はキャリーバックを中に入れた。



『はい、入れ!!』



そして、アレン達を案内させた。



「「「…は?」」」




『は?じゃないっての!!着替えなよ!約束したっしょ?や・く・そ・く』



ニヤリと三人は笑った。



「や、やっぱり!」

入れ



「「…はい」」


「…チッ」



三人は渋々中に入った。



『着付けが終わったら出ていいよ』


「拍oるの!?」



『もっちろん!期待してる人だっているしね』


『『どう考えてもお前だろ』』



彼方の言葉に歩美と優奈はツッコんだ。



『あ、神田さんは着れなかったら言ってね?着付けぐらいはできるから…』



中に入る三人に優奈は付け足して言った。


そして、そのまま中に入って行った。




『……着替えるかな?』


『さぁ…』



『ま、でも神田は破りそうな(笑)』



『おい、優奈(笑)って何だ(笑)って…ι』


『だってそうじゃん?神田の事だし…』



優奈の言葉に三人は少し笑った。

だが、すぐにぴたりと止んだ。




『…よし』



皆カメラよーい!!



ビデオよーい!!



彼方の呼び掛けに優奈は連写設定した携帯を構え、歩美はビデオを構えている。

ついでに彼方もカメラだ。



『早くでないかなー♪』




こうして三人は待ち構えている中、知らない三人は出て来る…




ガチャ








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