ひたむきヒロイン

□第弐話
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「はぁ…はぁ…」



『アレン頑張れー』



「キリク…は…いいですよね…」



『教団はもう少しだ』



只今キリクとアレンは教団へ向かっていた。



しかも、教団はの上にある。




「てゆーか…な…なんでこんなトコにあんなもん建てたんだ」



アレンはよじよじと一生懸命崖の上を目指して登った。



がしこ!



そしてアレンは頂上に着いた。



「や…やっと着いた…」



アレンはへろりと腰を抜かした。



『ぁあ、疲れたな…』

対アクマ武器使って来た人が何を言っているんですか?



『幻覚だと思え!お前の辛さはよく分かるぞ!』


分かってたまりますか!!



『ほら!中に入ったら休憩出来るかもよ!』



「そうですね(流された…)」



『やっと来たって感じだな…』



キリクは肩をコキコキと鳴らしながら教団を見た



「そうですね…エクソシスト総本部…黒の教団







…かな?」



『まぁ、行って見ようぜ!』



「えっあ、はい!」



キリクはアレンの手を取り、その事でアレンは驚きを隠せなかった。自分の顔が熱くなっていたのだ。



「(あ、相手は男ですもんね!!)」



アレンは首を横に振った。



『想像と違うな…』


「はい…話は聞いたんですけど…ここだよねティムキャンピー?」



『取り敢えず、近くに行くか…』



「は、はい!」



アレンは急いで顔を隠してキリクから手を離した。



『?』



キリクはそれを見て首を傾げた。











その頃教団側では…




「なんだいこの子達は!?ダメだよ部外者入れちゃぁ〜〜〜なんで落とさなかったの!?」



「あ、コムイ室長…それが微妙に部外者っぽくねーんスよね(一人は飛んで来たし…)」



教団の中では、アレンとキリクについて話していた。
コムイは二人を崖から落とさなかった事に怒っていたが、リーバー班長が二人のフォローをした。



「ここ見て兄さん!この子達クロス元帥のゴーレム連れてるのよ」



コムイの妹リナリーは言った。



《すみませーん!クロス・マリアン神父の紹介で来たアレン・ウォーカーです。教団の幹部の方に謁見したいのですが》


《俺はキリク・リディンスだ。同じくクロス・マリアンに紹介されて来た。》



《Σえ!?そうだったんですか!?》


《俺もアレンがアイツの紹介で来たって聞いて驚いた》



「え!?元帥の知り合い…?あの人生きてたのか…!?」



「「紹介」って言ってますけど室長、何か聞いてます?」



「……………知らない



《何か殺したくなる声が聞こえた…》



《何ですかそれ…ι》



「聞こえたの!?」













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