ひたむきヒロイン

□第肆話
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南イタリア

マテールの地







そこには数体のアクマがいた。






「よし結界に捕らえたぞ!!」




「死んでも出すな!!!」




そこには部隊として来ていたファインダー達もいた。



ファインダーはアクマを結界に閉じ込め、出られないようにした。





「これでしばらくは時間が稼げますね隊長」





「…どうだかな
この数の結界装置で足りるかどうか…」




隊長と呼ばれたファインダーはレベル1で一番形が違うアクマを見た。





「中央のアクマの姿を見ろ…
あれは、だいぶ人間を殺してやがる」





そう言った途端、隣にいたファインダーの頭から血が噴き出し、そのまま倒れた。




「!!」





隊長は死んでしまったファインダーを見たあと、アクマの方を見た。




すると、一番形の違うアクマの結界のところに丸い穴が空いていた。











《ヒャヒャ!





ヒャヒャヒャヒャ!!》








突然不気味な笑い声が聞こえた。







ドクン








そして、脈をうつ音も鳴り響いた。













《私はアクマ!!!》









ボコボコボコボコ





ボコボコボコ










ドクン







次はさっきよりも脈が大きく聞こえた。






「ヤバイ…


退避しろ!!」






ドクン




ドクン







脈が鳴り響く中、隊長は目を見開き、他のファインダーに指示をだした。






コイツ進化するぞ!!!






ピシッ







《私はアクマ






ダークマターから生まれた新たな自我!!







育んでくれて




どうも
ありがとう…》








パリン







結界はアクマによって壊されてしまった。













レベルアップだー








結界が壊れ、出てきたのは紛れもなく進化を遂げたアクマだった…

















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