雫石
□第零話
2ページ/5ページ
―――――――
―――――
『……ふ〜ん』
ある学校の放課後…
一人の少女は興味なさそうに軽く流した。
『オイ、歩美…ふ〜んはねぇだろ』
もう一人の少女彼方は歩美の頭を殴りながら言った。
『Σあだっ…だ、だってアダムとかイヴとか興味ないし』
歩美は殴られた頭をいたそうに擦った。
『何で?興味持てよ。っつか持たな、いけん!』
『強制だな』
彼方は神話に興味を持っていて、それを歩美に吹き込んだ。(強制的)
『だってさ、四大天使とかってミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエル!!超かっちょえーV』
彼方はキャーと言いながら歩美の肩をバシバシと叩いた。
『(うざっ…)』
『何だと?』
『Σ心ん中読んだ!?冗談ッス!!』
歩美は心の中を読まれた事に驚き、急いで誤った。
『あ、ほら!そろそろ優奈のトコ行こうやι』
歩美は誤魔化すように友達の優奈の名前を出した。
『あー…確かにね…忘れてたよ☆』
『Σ優奈が可哀想!!』
そう言いながらも彼方と歩美は優奈がいるだろう場所へ向かった。
†