Dark†Goddess

□第3夜
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「だいぶ遅くなっちゃいましたね〜〜〜〜〜」

「この嵐で汽車が遅れましたから…」



 任務に行った神田以外の私たち3人は雷の轟く嵐の深夜、ようやく教団に帰って来た。



「もう真夜中だなあ…
回収したイノセンスはどうしたらいいのかな」



 アレンは欠伸のせいで目に涙を溜め、「ねむい」と言いながら目を擦る。



『科学班の人なら誰か起きていると思うから、一緒に届けに行こうよ』

「そうですね」

 そして、階段を上ろうとすると


ドサ


 という音と共にリナリーが落ちてきた。



「『え?』」

『リ リナリー!?』

「どうしたんですか!!」



 階段からが落ちてきたリナリーに意識はなく、ミアナはリナリーを起こそうと、必死に揺すり続けた。



「も 戻ったかアレン…ミアナ…」



 階段の上から声をかけられ顔をあげると、ボロボロに傷ついたリーバーが壁に凭れるようにして立っていた。



「!
リーバーさん!?」

『そのキズ…?何があったんですか』

「に…逃げろ」



 アレンに支えられたリーバーは振り絞るように声をだした。


「コムリンが来る…」

「は?」

コムリン…どこかで聞いた様な…?

ドドドドドドドドドドド

ん?

ドカン

「『!?』」

リー「来たぁ」

壁を壊してきたロボットはそのままの勢いで、

ザッパーン

地下水路に落ちていった

ア「え゙ぇえ゙!?
な 何アレ?何アレ!?」

リー「くっそ なんて足の速い奴だ…」

ピピピピ

ロボ[発…見!
リナリー・リー アレン・ウォーカー ミアナ・エコー
エクソシスト二名 発見]

リー「逃げろ アレン!ミアナ!
こいつはエクソシストを狙ってる!!」

ロボ[手術ダー!!]

『わわわっ 追ってきた!追ってきた!!』

私、リナリーを背負ったアレン、リーバーさん、トマで階段を上って逃げるが、ロボも階段を壊しながら追いかけて来る。

ア「リーバーさん!ワケがわかりません!!」

リー「ウム あれはだな!コムイ室長が造った万能ロボ“コムリン”つって…
見ての通り暴走してる!」

『何で!?』

コムリンって…前に神田が壊してたような気が…



……………………………

『つまり、残業中にコーヒーを飲んでたらコムイさんがコムリンを連れてきて、それを喜んでる間にコムリンがコーヒーを飲んじゃって暴走して、リナリーをマッチョにしようとしてるって事ですか?』

リー「あぁ…
悪いな…こんな理由で」

ト&ア「アホくさ……っ!!」



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