読物短編

□一緒
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風早と爽子は付き合って数ヶ月となった。


そして彼氏彼女宣言のおかげなのか、だいぶ冷やかしなんかが減ってきた頃、

風早は爽子と一緒に帰るため彼女の方をみた。

もちろん、爽子には昨日のうちに約束しておいたので、彼女も目があった瞬間コクリと頷いていた。



それをみた風早は爽子の支度を待つために彼女の席に近付く。

すると爽子は「わわわ…ごめんね、風早君…!!」と慌てながら帰り支度をする。
風早は笑いながら
「あははっ!!慌てなくって大丈夫だから」


そう言って彼女を優しく見つめていた。







「…もう、大丈夫、だよ!!」

そう言って支度を済ませた爽子が風早の方をみる。

すると風早も
「じゃあ…行こっか。」

と爽子を見ながら言った。もちろん、爽子は笑いながら頷く。

爽子はちづやあやねに「バイバイ!!」と挨拶をし、風早と一緒に教室を後にした。
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