Sweet Dream

□悪魔と恋愛 〜レディ&アーカム登場〜
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最近ダンテとバージルの2人は、2人の部屋の真ん中にサリタの部屋を作った。
サリタの部屋というのは建て前で、実際には争いを避けるために購入したキングサイズのベッドの置き場に調度良いからだった。
ラブ=プラネットから戻ったほろ酔いのサリタは、お腹をぐーぐー鳴らしながらそのベッドの上に逃げて怯えていた。
目の前の双子がサリタの目の前に下着を広げ、本気で揉めているからだ。
「やっぱりコレだろ?これにしろよ!もう待てない!」
色とりどりのランジェリーを前に、ダンテは我慢の限界にきていた。
「こんな穴の開いたものは下着とは言えん!穿く意味が無いだろう!」
「ハッ!ガキみたいなこと言うなよ。これ見て興奮しないなんて、あんたは男か?」
「フン、古いな。無理にズラすのが楽しいんだろう?着衣のままの良さをわからんとは。」
それぞれマニアックな趣向を主張し合っている。
「仕方ない。サリタに決めさせるか。」
「サリタ!どれがいい?」
サリタは目の前に広がるセクシーランジェリーに、顔を真っ赤にしてぶんぶん首を振る。
「…やだっ!そんなの着けたくない…!」
悪魔から見ても変だと解るからだ。
「我が儘を言うな。」
どっちがだという突っ込みを入れてくれる者は、今はいない。
「じゃあ端から順にいくか?」
ダンテが1番端にある紐パンを摘み取った。
「小さくてシンプルだな。これなら可愛くて良いだろ?」
サリタはじっとそれを見て、そろりと近づき、手に取った。
「…これはもらうけど、もう寝るからっ。」
そう言った途端、2人はコートを脱いで放り投げ、サリタをベッドに押し倒した。
「ひゃんっ…!?」
「おいおい、この状況で眠れると思ってるのか?」
「散々焦らしておいてそれは無いだろう?」
もがくサリタの顎を捕まえて、バージルは口づけた。
「んっ…!」
歯列を割り、舌を潜り込ませて逃げる小さな舌を捕らえる。
「ん、ふぅ…っ。」
背中を撫でたり腰を撫でたり、ボディタッチをされながらの甘い口づけに、サリタはきゅうっとバージルのベストを掴んで震える。
背後からダンテが嬉々としてスカートを捲り、いつの間にか奪った紐パンをサリタにつける。
「すげー可愛い。」
ダンテは下着の上から秘部の割れ目を指で撫でた。
「やっ…!」
ビクッとしてサリタはバージルにしがみつく。
「キスだけでこんなにしてる。」
じわりと濡れたそこに、ダンテはつついたり撫でる。
「ふ…ぁ、やぁ…ッ…。」
身体が熱い。
戸惑いながら逃げようとするが、当然身動きが取れない。
「服、邪魔だな。」
ダンテはスポンとサリタのワンピースを上から脱がしてしまう。
ぐーるるるぅ…。
くてんとなったサリタに、バージルがいつものように首を寄せるが…。
「ズルいぞバージル!たまには俺の血を吸わせろよな!」
首から吸われるのは心地良いらしい。
ダンテはまだそれを味わったことが無いのだ。
「…フン、良いだろう。」
バージルは不満げにサリタの身体を反転させる。
だがすぐにフリルのついた紐パンを見て、その小さなお尻に別の楽しみを見いだした。
つ…と指で押され、サリタはもそもそと膝を合わせる。
焦らされる快感に、泣き出しそうな顔をしたのをダンテは直で見てしまう。
「ヤバいな…。」
勃った。
サリタの太ももにあたる熱い屹立に、サリタの瞳が潤む。
これから何をされるのかわかるからだ。
「や…。」
「吸えよ。」
ダンテは自分の首筋をトントンと指で指し示した。
近づけばダンテの高ぶりをより感じてしまうことになる。
サリタは耳まで赤く染め、後ろにいるバージルを振り返った。
バージルはその表情に軽くノックアウトされたが、顔には出さない。
下半身に集まる熱は誤魔化せないが…。
「腹減ってるんだろ?ほら…。」
「あっ!」
引き寄せられる。
サリタはゆっくりとダンテの首に小さな牙を突き立てた。
「っ!…あれ?あんまり痛くねぇな…。」
気持ち良い…。
ダンテはサリタの頭を撫でながら笑う。
「本当だ。癖になりそー。」
こぞって首を差し出したくなるわけだ。

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