献上品
□那加様へ
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「トオル、ありがとね。付き合ってくれて」
「ん?気にしないで。私も欲しい素材見つかったし。それに……」
「それに?」
「セツナといると安心するっていうか……落ち着くんだよね」
そう言って、トオルはニコッと笑った。
「ま〜ね〜『幸運の女神』の異名は伊達じゃない!なんてね?」
そう、あたしには最近『幸運の女神』なんて二つ名がついた。全部偶然なんだけど、隊の生存率がリンドウさんやタクマより高いかららしい。まぁ、悪い気はしないからあたしも使ってるけど。
「ソーマから貰った四つ葉のペンダントの効果もあるのかにゃ〜?」
にやにやとトオルが笑う。
「へっへ〜ん、羨ましい〜?」
「そう思うんならそれよこせ!」
多分トオルは、あたしが言う答えを分かってて言ってると思う。
「やっだよ〜こりゃあたしの宝物だ!誰にも渡さん!」
そう言いながらあたしはふざけて防御態勢をとった。
トオルもあたしの心を読んだのかどうか分からないけど、ふざけて攻撃態勢をとる。
「意地でも渡さぬか!」
トオル、キャラ崩壊してるよ。
「ふんっ、欲しくば力づくでこい!」
かくゆうあたしも。
「私の方がソーマを愛してるのだ!それは私にこそ相応しい!」
「はっ!何を世迷い言を……あたしのソーマへの愛は宇宙より広く、深海よりも深いぞ!」
「私は例えられないくらいソーマを愛してる!」
「じゃああたしはもっと愛してる!」
そしてエントランスの階段下では……。
「……だとさ。愛されてんな、ソーマ」
「……黙れ……!(恥ずかしいからもう止めろ!!)」
しっかり一部始終を聞いていた、二人の男の姿があった。
あとがき
まずは…
すみませんでしたあああああ!!m(_ _)m
キャラ崩壊パネェ!あたしは一体トオルちゃんをどうしたかったんだ!?
…一応女子高生っぽいノリにしたかったんです(´・ω・`)
え?違う?
そ、そんなバカな!?ウチの高校ではこれが日常茶飯事ですよ!?ウチの高校が異常なのか!?((((゜д゜;))))
と、とにかく…
那加様、相互ありがとうございます(*´д`*)これからもよろしくです!
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