スピカ

□好きなんて、
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あたしの初恋は君だった。



初めて人を好きになったの。




だけど、それはかなわぬ片思い・・・・・・別にそれでもよかったの。




あたしは君と両想いとか、そんなことないってわかってたから。



だから簡単に諦めることができた。簡単に立ち直ることができたの。






・・・・・だけどね?君への気持ちまで割り切ってないの。





あたしはまだ、君が好きなんだ。



まだ、君が好きな人を作ってないから、まだ、君があたしと話してくれるから。




″友達だから・・・・″なんて言い訳、





本当は、君が好きなんだ。苦しくなるほど、悲しくなるほど。




だけどあたしはもう立ち直るしかないの。




だってね?君はあたしのこと友達としか思ってないから。



それなのに、




それなのに・・・・・・、君は軽々しく「好きだよ」て言ったんだ。





うれしかったよ、素直に喜べた・・・・・・。だけど、君の好きは違うの。



あたしと同じじゃない。恋じゃないの。




ずっと望んでた言葉・・・・だけど、望まぬ言葉。





ずっと、思いが通じ合うことを願ってた・・・・・。




だって、好きだもん。それくらい希望持ってもいいよね・・・?





けど、それを頑なに拒んだ・・・・・。




だって、好きだから。もう悩みたくないの、もう勘違いも、何もあなたのことで悩みたくないから・・・。




後者の思いが強いあたしにとって君の″好きだよ″の言葉はあなたに嫌われるよりもひどく胸を抉るような痛みだった。





「好きだよ。」




唐突に言われた君の言葉。



え?って最初は思った。急すぎて、いったい何を言ったのかわからなかった。





でも、違うの。君の好きは違う・・・・・違うの・・・・・。





ねぇ、あたしの気持ち知ってたのに、知ってたはずなのに、




なんでそんなこと言うの?なんで?どうして?





どうしてあたしをかき乱すの?



あたしはあなたと友達でいいの・・・・・友達で・・・・




それなのに君は禁句を言ったんだ・・・・・





知らないうちに、気づかぬうちに・・・・。





あたしはまだ君が好きだけど、君のその行動が鬼畜過ぎて






・・・・・・・ちょっとだけ嫌いになりそうだよ 
 
 
 
 
 














〜好きなんて、〜

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