スピカ
□支え
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私の心を支えているものは
”痛み” だった。
人でもなく、
誰かの言葉や詩でもなく、
自らが与える痛みだ。
だけど、痛すぎる痛みじゃない。
血が出る程度の痛み。
何故だと思う?
私が痛みに依存しているのが8割。
残りはそれで平常を保っている。
痛みとは私の平常を守るもの。
それが私の支え。
それを可哀想と思う人もいるだろう。
それを哀れだと、もしくは認めず否定し、嫌うものもいるだろう。
だけどかわらない。かわれない。私が今の私である以上。
私が誰かを認めない以上。
私の支えは痛みだけ・・・。