長編

□正義と悪と
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この世界には3つの種族が存在する。

麗しい見た目をし、人から生命力を奪い誰より生きながらえる長寿の「魔の一族」

知能に優れ、人を支え続け、人の血液を摂取して「妖の一族」
 
非力で何の力もないものの、他の一族よりも人数が多い「人間」

これらの種族たちは、人間を糧として生きているために、人間の扱いはとても大事にされていた。

「人をむやみに襲うべからず」これは、守らなければならない妖、魔一族の絶対なる掟。

だがある日、大きな戦争が起こる。

それは、魔一族が「人を襲い、奴隷契約をしたもの」だった。

それは、今まで保たれてきた均衡を覆し、人の存続にかかわる問題でもあった。

それを知った人間は、妖一族と協定を結び、魔一族を滅ぼさんとした。



その戦争から100年。未だに魔一族は人々を襲い続けている。

人間も対抗すべき、「勇者」が生まれた。

時には奴隷の魔を従え勇敢に立ち向かい、ようやく平和がとり戻りつつあった。





 
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