APH
□俺がお前で
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いやべつに隠す必要はないんだが…
「すみません。ちょっと用事を思い出したので帰ります。」
「あ、あぁそうか?」
では、と言って菊はそそくさと帰ってしまった。
「な、なんですかアレ!!??早速次回のネタにさせていただかなくては…!」
そんな、菊の思惑など知らないルートはどうすればもとに戻れるのかと考えていた。
「こういうことはやはりカークランド辺りが妥当だろう…できれば会いたくないが」
俺はフェリと遊んでいた兄さんである俺の身体を無理矢理連れていやいやカークランドのもとへ行った。
「オーイ!アーサー、俺様が来てやったぞ!!」
「ちょっ、兄さん;」
「ギル!…?」
勢いよく扉を開けたアーサー。そこには思っていた人ともう一人滅多なことじゃ顔を出さないような人がいて驚いた様子だった。
「ルートヴィッヒ…何の用だよ」
「実はよぉ」
「え、ちょっとまった!ルートお前なんか今日口調がおかしいぞ!?」
「実はそのことについてカークランドに聞きたかったんだ。」
「えっえっ??」
完全にわけがわからなくなっているようだった。
「実はよぉかくかくしかじかで…」
「…」
アーサーは淡々と頷くばかりだった。
そして、話しが終わったとたん来いと二人をある部屋へと案内した。