庭球<S&T2>

□学園祭A〜『予期せぬアクシデント』〜
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空き教室を借りて衣装合わせをした。上手に作られていてほとんど直すとこはないらしい。


「ありがとう」


「どういたしまして」


終わりかと脱ごうとしたら、「だめ、まって」と止められる。問題ないっていってたじゃんか。


「まだメイクしてないもん」


「メイク?」


「化粧よ」


「はぁ?いや…」


「はい、こっち座って。そのまま出るよりはましよ」

どのみち恥ずかしいんだけど。がっちりつかまり仕方なくおとなしくした


しばらくするとメイクをしていた女子が「可愛い」と鏡にうつった女の子?って俺か!?をみていった


「赤月化粧ばえするんだ。大丈夫。可愛いよ」


「う、嬉しくないって、男だって俺は」


「よし、完成したしみせにいこ。あ、堀尾たちは?」

俺は堀尾のほうをみて……一同大爆笑


「ぶっ…あははは。いいんじゃねぇ?あー、はらいてぇ」


涙出てきた


「赤…月?」


「ん?なんだよ?」


堀尾から反則だろ!という意味不明な言葉を浴びせられたが無視をすることにした


こうしてメイドとギャルソン組は教室に待っているクラスメイトの所へと行かされた。


お披露目らしい


うーわー、視線がいたい


「や、やっぱ変だって、役変えようぜ!」


そういったと同時に俺はリョーマに腕を捕まれた
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