庭球<S&T2>

□学園祭B〜当日『一日目』
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そして学園祭当日


「ねぇ、赤月。お願いがあるの。」


「なんだよ。」


「どうやら、手強い敵がいるらしいのよ」


「あぁ、対抗で?負けるって?」


「負けたら、悔しいじゃない。ごほうびも取り消し。そこでね!」


紙袋から耳がたのカチューシャと取り付けようの尻尾を出してきた。まさか!?


「これをつけて、言葉の最後に、にゃんっ、てつけてほしいの」


「こ、こっ、断る。つけるのはいいとして、にゃんっ、はやだ」


「負けてもいいの?赤月にかかってるの!」


「うぅっ…俺以外は?」


「うん。似合わないから却下。とりあえず、猫耳はつけさせたわ。じゃ、よろしくね」


あいつは台風の目か?俺に猫耳と尻尾をつけて呼び込みにいってしまった


またリョーマになんかいわれるかな


ため息を付きながら教室にはいる


「あ、赤月?」


「ん?」


「なんだそれ」


さっきのやり取りを簡単に説明する。回りの連中はガイがないからいいよな。口々に面白そうだと話している


「やっば。時間じゃん」


恐怖のメイド喫茶開店


「ご、ごしゅじんしゃま……あ、いや、様……くそぅっ。お、お帰りなさい。ませ……にゃんっ?……」


うわぁっ。とちった。しゃまって、なんだ!あー、まじ、にげたい


「あぁ、うん。ありがとう」


なぜだ?なぜおれをみて赤くなる!?恥ずかしいのはおれだぁぁ。


「こ、こちらへどうぞ……」


ちらと委員長をみれば、にゃんっ、てつけなさいといっている


「……にゃん……」


だめだ。もう限界


とりあえず、席に誘導する。と次の客がもう待っている。委員長に掛け合うも却下。をくらい猫語は続行。

リョーマにはばかじゃない?といわれ、

おかしいだろ!?付き合ってくんない?とか言ったのは向こうなのに、この扱い

こうなったらやけくそだ!

数をこなしやっているうちに次第に慣れてくる。


「邪魔するぜ」


「ご主人様、お帰りなさいませ、にゃん」


「あ、赤月か!?」


「え?」


お辞儀をしたかおをあげれば氷帝の跡部さんたちがいた

「かわええなぁ」


忍足さんに頭を撫でられる

ふと回りを見るてリョーマと目があう。ひぃっっ……リョーマが睨んでる


こえぇぇっ。包丁はたてるなっ


「あの、席は?」


「あ、すんません。こちらっす、にゃん」


「……うん……あははは。赤月、可愛いね」


「鳳さん……」


これ以上、あいつを刺激しないでほしいっす


「あ、ありがとうございます、にゃん」


「うん」


オーダーをとり厨房へつたえる
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