庭球<S&T2>

□学園祭Dfinal〜『後夜祭』
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後夜祭の始まりとばかりに花火が上がる


「あ、いかないとやばくないか?」


リョーマに話しかけ教室を出ようとすると、止められた


「まだ、いいんじゃない?」


「いや、でも踊るやつあるだろ」


「そんなことはどうでもいいし。それより、これもう一度きた姿みたいんだけど」


それ、しまったはずなんじゃ。なんでもってんだよ。メイド服


「これ?もらってきたから大丈夫」


俺の心を読んだのか?気にしていることを話す


「もらったって?」


「記念だっていってね。何も言われなかったしいいんじゃない?」


「いや、俺がよくないし」

「ほら、着てよ。付き合った記念で。まぁ、嫌だっていっても着せるけど」


「あのなぁ」


なんてわがまま王子なんだ

「お前が自分でやらないから俺が脱がして着せてあげるけど」


ジリジリと詰め寄ってくる

「それは、いやだ。わかった。きるけどすぐ脱ぐからな」


「わかった」


くそっ。自棄だ。


「みるなよ?」


「はいはい」


仕方なくメイド服にきがえしかもご丁寧にも猫耳まで用意してあって、ついでにつけさせられた。あ?もちろん尻尾もだ!


「これでいいかよっ」


「うん。可愛い。じゃぁ笑ってくんない?」


「なんで?」


「写メとるから」


「ふざけんなっ。もう脱ぐし。後夜祭参加しにいく」

服を脱ごうと手を服にかければそのままグイっと強引にだきよせられ、抱き締められる
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