ばらかもんノベル@

□空
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人は落ち込んだり、嫌なことがあったり、いいことじゃないときは大抵下を向いて歩いている。かくいう俺もそうだった。
島に来てからは天気もよく、なるやヒロたちのお陰か空をあげるようになった。ついでにいうと、なるたちは勝手に人の家の屋根にあがり俺はそいつらを注意するために空を見上げることが増えた。
同じ空のようではしょによってはちがう。東京で晴れても島では雨、とか。
島で見る空、なぜか綺麗にみえた。
子供っぽいのかもしれないが、昔も、いまもこの大空に大きく字を書いてみたいと思っている。きっとたのしいんだろうなぁ、と。
叶うことのない夢だけど。

前にヒロと二人で見た夕焼けは綺麗だった。ああ、今度ヒロにあったらどんな空が好きなのか聞いてみよう。島の空を見ながら。
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