庭球<S&T2>
□二人だけのルール(リョ隼)
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「あ、でもさ、このルールは大人ようじゃないかな。浮気はいいにしても。」
「あ、うん。そっか。俺たちらしくないかぁ」
「どうする?」
「んー、どうしよう」
「そうだねぇ。よくよく考えたら隼人にはルール、ひとつくらいがいいんじゃない?多いと覚えられないでしょ」
「覚えられるって!」
「サルなのに?」
「それ、関係ないし」
それじゃぁ、と決めたのはさっきとは全く違うルールだった。ルールは二つだと隼人につげる
「おれ以外にはテニスで絶対負けないこと。それから二人の時間を大切にすること。お互いを信じあうことって、みっつあったか」
「リョーマ、おまえ」
「嫌ならやめる?」
「嫌じゃない。俺もテニスを負けないは考えてたの同じだったから」
「そう。ならいいね。」
「あ、ああ」
まぁ、今の隼人と俺にはこれくらいがちょうどいいのかもしれない。珍しく素直な隼人を抱き締めた。