庭球<S&T2>
□学園祭@〜『コスプレ!?俺がメイド?』〜
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しかし、勝負とは厳しいものだった。
「う、嘘だ!もう一回!」
「だめだ!赤月負け」
「い、いやだぁぁ〜」
負けたのは俺と、堀尾と数名のクラスメイト。リョーマは調理らしい。
「リョーマ、かわろうぜ!調理とかなら得意だし」
「いやだね。負けたのはお前じゃん」
「く、くそ〜」
「はい、メイド役の男子集まって!服作るから寸法とかはかるからね!」
「げっ!」
逃げられないらしい。
こうして俺の中学初の学園祭は幕を開けた
それから数週間して衣装が出来上がってきた。
「ギャルソン、いいな」
「諦めたら」
「リョーマはいいよなっ」
「じゃん拳勝ったからね」
得意気に言うリョーマが憎らしいぜっ
「じゃぁ、赤月、きて。あわせるから」
「はいはい。」
諦めて女子についていく。
俺はこれがきっかけで面倒ごとに巻き込まれるとは思いもよらなかった。
それからリョーマがどんな風に俺を見ていたのかも。