庭球<S&T2>

□学園祭Dfinal〜『後夜祭』
2ページ/4ページ

リョーマの方を振り向く


「リョーマ?どうし……」

話そうとすればリョーマに口を塞がれる


「っ……んんんっ」


く、苦しい〜。ドンドンとリョーマをたたいて、やっと離してもらえる


「ぶはっ……はぁはぁっ」

「大丈夫?」


「息、できなっ……苦しかった」


「……鼻で息するんだよ」

「知らないしっ」


ニヤリとリョーマは嫌な笑いをした


「そう。じゃぁ、此れから沢山教えてあげる。覚悟しなよ。」


「はぁ?なんだよっ。それ……」


「こういうこと。ちゃんと鼻で息するんだよ」


再びキスをされる


「ふっ……ぅんんっっ……あぁ……」


「はあ……良くできました」


「はぁはぁはぁ」


「隼人……ほんとに好きだから」


リョーマの真剣な眼


「うん。俺も、お前、嫌いじゃないから。つ……」


「つ?」


「付き合ってやるよっ」


「なんで偉そうな訳?」


「いいじゃんかっ」


「まぁ、それに、そんな格好じゃつかないしね」


「リョーマが着せたんだろ」


「まぁね。」


リョーマは椅子に座って校庭でやっている後夜祭をちらっとみる。そして俺に手招きをする


「なんだよ?」


疑わずにリョーマの近くにいけば座れという。


座れって、椅子じゃないよな?今、手で膝をポンポンたたいた


「何してんの?ほらおいで」


恥ずかしくて座れるわけないだろうがっ


躊躇ってつったっていればしびれを切らしたかのように無理やり引っ張られ座らされた
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ