一匹狼
□9話
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―ヴァリアー邸―
いきなり談話室にある電話が鳴り響いた
「あら、こんな時にだれかしら?」
「だれだっていいんじゃん」
「ム、もしかしたら任務の依頼かもよ」
「それだったら、ボスのとこにいくわよ」
「じゃ、誰なわけ?」
「さぁ?」
未だに鳴り続ける電話
ガンッ
扉を蹴って入ってきたのはスクアーロだ
「さっきから、うるせぇぞ!」
「スクアーロ!ちょうどいいわ、その電話とちゃって」
「はぁ?」
「しし、まさか先輩電話もとれねーとか言わないよな」
「んだとぉ!ベル!!」
「まぁまぁ、スクアーロ・・・・それより、電話とてもらってもいい?」
「・・・・・チッ」
電話に出る
「うおおおおぉ゙い!!だれだぁ?」
『・・・・・・い』
「あぁ゙?」
『いちいち耳元でうるせぇんだよぉ!!!』
「うおぉ゙?!」
『たく・・・情報提供してやろうと思えば』
「!てめぇは!!」
『俺が誰だか分かった?あん時のメイドだよ』
「うおぉ゙い!!何しに電話をしてきたぁ!!」
『だーかーらー・・・・この単細胞が!さっきも言っただろうが!!情報提供だ!!情報提供!!!お前と話してるとらちがあかねぇ・・・ザンザスは居ないのか?』
「あぁ゙?クソボスになだぁ?その前に情報提供ってなんだぁ!」
『いいから、テメェのボスに変わりやがれ!!』
「てめぇがザンz ガハッ」
『・・・・・』
「おい」
『おっ、ザンザスじゃん、今そこでスクアーロ伸びてる?』
「あぁ・・・で、何のよだ」
『あー、そうそう・・・アイツのせいで本題忘れるところだった』
「・・・・・」
『また、ヴァリアーに襲撃しようと企んでいるファミリーがいるから気おつけることだね』
「それだけか」
『?ほかに何かあったか?』
「てめぇはまだ気づいてないのか」
『??』
ガチャ
『あっ、切られた』
(気づいてないのかって・・・なにが?)
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