一匹狼

□9話
2ページ/2ページ





 ―ヴァリアー邸―




いきなり談話室にある電話が鳴り響いた




「あら、こんな時にだれかしら?」


「だれだっていいんじゃん」


「ム、もしかしたら任務の依頼かもよ」


「それだったら、ボスのとこにいくわよ」


「じゃ、誰なわけ?」


「さぁ?」




未だに鳴り続ける電話








ガンッ



扉を蹴って入ってきたのはスクアーロだ






「さっきから、うるせぇぞ!」


「スクアーロ!ちょうどいいわ、その電話とちゃって」


「はぁ?」


「しし、まさか先輩電話もとれねーとか言わないよな」


「んだとぉ!ベル!!」


「まぁまぁ、スクアーロ・・・・それより、電話とてもらってもいい?」


「・・・・・チッ」





電話に出る




「うおおおおぉ゙い!!だれだぁ?」


『・・・・・・い』


「あぁ゙?」


『いちいち耳元でうるせぇんだよぉ!!!』


「うおぉ゙?!」


『たく・・・情報提供してやろうと思えば』


「!てめぇは!!」


『俺が誰だか分かった?あん時のメイドだよ』


「うおぉ゙い!!何しに電話をしてきたぁ!!」


『だーかーらー・・・・この単細胞が!さっきも言っただろうが!!情報提供だ!!情報提供!!!お前と話してるとらちがあかねぇ・・・ザンザスは居ないのか?』


「あぁ゙?クソボスになだぁ?その前に情報提供ってなんだぁ!」


『いいから、テメェのボスに変わりやがれ!!』


「てめぇがザンz ガハッ」


『・・・・・』


「おい」


『おっ、ザンザスじゃん、今そこでスクアーロ伸びてる?』


「あぁ・・・で、何のよだ」


『あー、そうそう・・・アイツのせいで本題忘れるところだった』


「・・・・・」


『また、ヴァリアーに襲撃しようと企んでいるファミリーがいるから気おつけることだね』


「それだけか」


『?ほかに何かあったか?』


「てめぇはまだ気づいてないのか」


『??』




ガチャ






『あっ、切られた』








(気づいてないのかって・・・なにが?)










-
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ