置き詩

皆様の素敵な詩をここに残していって下さい☆


なお、詩の著作権はお書き込みになった方達のものです。パクりはやめましょう

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03/24(Thu) 17:56
一枚の写真
一汁一菜モナ

机の引き出しの一つに一枚の写真が入っている
ふだん開けることがない引き出し
あまり見ることもない一枚の写真
ひっそり佇み
ときどき空気に触れる
あの時もそうだった
幸せに裏切られながらも
幸せを探してした
らんどーるの面影を残す唯一の写真
物語りは続く


HP
SH700iS
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02/15(Tue) 02:42
君と僕の円舞曲(わるつ)
むめい

楽しそうに花畑で踊る君

優しい風と花びらに包まれて

君は、本当に幸せそうに笑っていたんだ

穏やかな時間は続かないと知っていたから

僕達は、知っているから

だから笑うんじゃない

だからこそ、笑って過ごすんだよね

一緒に居た事を忘れない為に

一緒に生きていた事を忘れない為に

君が手をのばしてくれる限り

僕は狂った世界(ぶたい)で踊るから

まだ泣かないでいて

二人で涙を流せる世界(らくえん)へ行けるまでは

CA3F
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05/12(Wed) 05:52
肩に刻んだ清廉の名前
宇佐 世白

騙した声で嘘を吐く
バランスを欠いた所以と
肩に刻まれた標しを
見抜く闇が空を囲って
春暁に哭くひもす鳥

桜木に美し波雲の
求め過ぎた情の行く末を
ひもす鳥の語る
恍り射す砦に棲み永遠を産む
その声は顯らかなる音色で

背筋を這う虚言に満ちる
罵詈せられ続けた言の葉を
未だ足りないのだと
古の鳥は夢のように囀り

言い聞かせた
朝も夜も、未だ知らない
白日夢の中でも
まるで直蒼なる空を嘆く
一個の人間のように

童を忘れた
ひとと為りしは童を忘るる
春暁に哭くひもす鳥


HP
F01A
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04/18(Sun) 22:19
それは壱つの
宇佐 世白

不思議な感覚のする
小夜更けて
生も死も知らない
嬰児のような

わたしの何処かが
少しずつ剥落する
微細な音が
聞きたくもないのに
脳裡に谺する

夜は凪いだ海と似て
わたしを靜かに孤独へと
押しやるから
だから詰まらない事に
泪までも抱えて

何時だって良いとずっと
思って居た時日には
もう戻れない
わたしは人形のように
また明日も訪れる孤に
怖れるのだろう

あれが何で在ったか
忘却の彼方は酷く霞み
思い出す意識の綫は

それは廻る春に無くした
壱つの"無"と云う
感情であった


HP
F01A
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03/30(Tue) 10:38
空汰



同じ色の空には出会えない
それと同じようにして
僕は君と出会った


HP
N703iD
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