詩ーうたー3

□夕暮れ。
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朱く 朱く。









淡い光が










君を





僕を






照らしていく。










君と2人であと何度







この世界を、見れるだろうか。













朱く染まる僕らの世界は








ただ、美しくて。







なにか、哀しくて。














ねぇ、この夕暮れの中にある






小さな孤独はいったい何?









君は隣に居るはずなのに。








隣で笑っているはずなのに。









居なくなってしまいそうで。





消えて、しまいそうで。








お願いだから











「どうかここから消えないで」












知らないうちに、







僕は君を抱き締めた。


















こんな気持ちになったのは












全部、全部、君のせい。








全部、全部、夕日のせい。

















そう言った僕を見て






君は小さく笑ってた。















朱い朱い大きな光が








僕らの世界を染めていく。









狭い、狭い、僕の視界を








ただ、朱く。







ねぇ、君の瞳には








この世界はどんな風に映っているかな?









君は、その中に一体何を見い出すだろう。











希望?絶望?それとも孤独?









僕は、僕は。










君と居る、未来を。

















どうかいつまでも
君が、隣で。























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