少女の幻想

□蒼き狼! ガルルモン
1ページ/3ページ

ザザーン…


太「(あの時、どうして
アグモンだけが
グレイモンに進化したんだろう?
ほかのデジモンたちは全然進化しなかったのに……)」



太「アグモン!
お前、何でまた
グレイモンからアグモンに戻っちゃったんだよ!?」


アグ「それは…ボクにもわかんないや!」



ガルル…



「えっ!?」


どが

ズ…ン…



蓮「なにあれ?」


アルル「あれは
モノクロモン
おとなしいデジモンだから大丈夫だよ!」



モノクロ「ギャーオ!!」




ダイヤモンド並みの
硬いツノを持つ
鎧竜型デジモン!!


普段はおとなしいが
一度怒ると敵を倒すまで突進する!!


ドドドド!


蓮「おとなしいって…言っても…こっちにくるよ?」

!?


太「もう一匹いた!」

蓮「挟み撃ちにされたね」


太「のんきに言ってる場合か!
みんな!逃げろぉ!!」


―――――――………


蓮「うまく逃げられたみたい」



アルル「少しは驚こうよ……」


丈「蓮はあるいみすごいからね……ι」


蓮「いや〜それほどでも…」


丈「褒めてないからね?」


蓮「ええ〜」


などなどの
会話をしながら
歩くこと数時間……



ミミ「もう、疲れたぁ!!」


太「もう少し頑張れよ、ミミ…」


ミミ「足が太くなっちゃう!」


アグ「太い方がいいんだよ!
ミミ!!
そのほうが
体を支えるにも
土を蹴るにも…」


ミミ「あなたと一緒にしないで!!」




空「そろそろ
日が暮れるみたいね…」


光「それにしても奇妙な色の夕焼けですね…」

テント「匂う…匂いまっせ!
真水の匂いや!!
あぁ!湖でっせ!!」



テント「あそこでキャンプしまへんか!?」



――――――……


タ「わぁ!
大きな湖!!」


空「ここならキャンプに最適ね!!」



ミミ「ねぇ、キャンプって
つまり野宿ってこと?」


太「ま、そうなるな…」

ミミ「ええ〜!?」

蓮「我が儘言わないの」


ミミ「はぁ〜い…」



太「路面電車だ!!」



蓮「どうして
こんなところに…」

空「誰か中にいるんじゃないの!?」


太「行ってみようぜ!!」


だぁ!



アルル「蓮は行かないの?」


蓮「みんなで行く必要ないでしょ?
……
ほら…戻ってきたよ」


タ「蓮さ〜ん!」


蓮「どうしたの?」


タ「みんなお腹すいたよねって話してたんだよ!」


蓮「じゃあ準備しようか」


アルル「そうだね」



役割

タケル 光子郎→魚釣り

空 丈→薪拾い

ミミ デジモン達→木の実らの収穫



太一 ヤマト 蓮→食事準備




すい… すい…



光子郎「こら!ゴマモン、邪魔するな!!
そんなとこで泳いでだら、魚が逃げるだろ!!」



ミミ班


パル「これは食べられるキノコよ!
あー!そっちは毒キノコ!!」


ミミ「ダテに頭に花つけてないわね、パルモン!」





蓮班

太「よーし
夕飯の支度といくか!!」


蓮「でも
どうやって火を起こすの?」


アグ「任せてといて!」


太「役に立つじゃん!アグモン!」



光「いっぱい釣れましたよ!!」


太「でかしたぞ!光子郎!!」


ヤマ「よくやったな、タケル!!」


蓮「じゃあ
その魚こっちに頂戴」


太「お前…料理できるのか?」



蓮「出来るよ…父親が仕事で
忙しい時
一人だから…
いつも
コンビニ弁当じゃ
体に悪いからって
教えられた」




太「お前…以外に苦労してるんだな…」


蓮「以外って何?失礼でしょ?」




太「なぁ…ヤマト…」


ヤマ「何だよ?」

太「あいつ…今
父親って言ってたよな?離婚でもしたのかな?」


ヤマ「…さあな…他人の事に首突っ込むな」






ミミ「蓮さ〜ん!!
果物とか色々取って来ました〜」



蓮「ああ…ありがとう
さて…作るか…」


そう言うと
鞄から短剣を
取り出した




my包丁!?



太「本当にあいつは俺たちと同じ5年生
か……?」



ヤ「本人が言うから本当なんだだろ?」





タ「蓮さ〜ん!!
僕も手伝うよ!」



蓮「本当?
じゃあ…
果物を洗ってきてくれる?」



タ「うん!」


たたた…


……………
数分後…


タ「蓮さ〜ん!
洗い終わったよ〜!」


蓮「ありがとう
タケル」


タ「えへへ〜」



蓮「そこの2人…
手伝うって言う頭ないの?」



太「あっ…」


ヤマ「忘れてた…」


蓮「まったく…」


トントン…トントン…


ヤマ「手際がいいな」


蓮「まあね…」




蓮は意外に家庭的だって事が
判明




―――――――……



「「「「いただきま――す!!」」」



空「……これ…すごいわね…」


空の前にあるのは
蓮が作った
フルーツ盛り合わせ

蓮「そう?」


ミミ「蓮さんすごーい!!
惚れちゃいそう!!」


蓮「どーも」


ヤマ「タケル!」


タ「何?お兄ちゃん…」

ヤマ「骨取ってやろうか?」
太「頭からガブっといけ!!」

タ「うん!」


ヤマ「………」

ヤマトが複雑そうにタケルをみてる…



蓮「(あの2人…
もしかして…)」




―――――――………


食後…



太「空…
タケルはヤマトの事お兄ちゃんって
言ってるけど…
あの2人、
苗字違うよな?
何でだ?」


空「私、知らない…」



パタ「あふー…」


タ「眠いの?パタモン…」



アルル「ふぁー…」

蓮「眠くなった?
アルルモン?」




太「あーあ、そろそろ寝ようぜ!」


光「交替で見張りをした方がよくないですか?」

太「そうだな順番を決めよう!
女の子はやらなくてもいいだろ…」



ヤマ「タケルもだ!」

タ「ボク平気だよ!!」

ヤマ「いいから
お前は
ゆっくり休め!!」



太「おい、ガブモン!
毛布代わりにその毛皮貸してくれよ!!」


ガブ「あっあっ…それだけは…」



ヤマ「よせ!!」

どん!

太「なにすんだよ!



ヤマ「イヤがってんだろ!!」


太「突き飛ばすことないじゃないか!」




蓮「……餓鬼みたい…(ボソ」



タ「や、やめて!2人とも…」



………




「「ふん!!」」



丈「えーと…最初の順番は……」



太 「俺がやる!!」


ヤマ「次は俺だ…」



丈「わ、わかった…光子郎がその次、最後はボクだ!!」



太「おい、丈
順番入ってないけど
蓮もだろ?」



丈「あっ蓮は………」



蓮「いいよ…僕もやるよ…」


丈「でも……」


蓮「いいから」




丈「……わかった…
蓮はボクの前だ
さぁみんな
路面電車の中で寝るんだ!」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ