少女の幻想

□エレキモンとの出会い
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そこには辺り一面の卵があった


蓮「へぇ〜すごいね」



ガヤガヤ………


エレキ「!?…誰かいる………!?
ベビーたちが危ない!」


ダッ


蓮「あっ!エレキモン!」


アルル「行っちゃったね…
とりあえず行こう?」


蓮「うん。」


………

アルルモンと蓮がエレキモンのあとを追う途中で
蓮が止まった

アルル「……?どうしたの?…蓮…」


蓮「……ん…?ちょっとね…昔の事思い出してたの…」


アルル「……蓮が小さい頃?」


蓮「うん。」



………
それはまだ母さんが生きてた頃………



あれはもう
7年前…


昼下がりに
椅子に座りいつも歌を歌ってる
母親の姿

僕は当時4歳だった



蓮「かあさん
いまのなんていうおうたなの?」


紅「今のはおばあちゃんが歌っていたお歌だよ」


蓮「ぼく、そのおうたすき!
ぼくにもおしえてくれる?」


紅「ふふ…いいよ^^」








蓮「それから二年後母さんは事故で亡くなった…」



アルル「そうだったんだ…寂しい?」


蓮「ん〜〜…寂しいよ?…けど…」



アルル「けど?」


蓮「今は寂しくないよ?
アルルモンも居るし…みんなが居る…
今は幸せだよ?」


アルル「蓮…ぼくも蓮が…みんなが居るから幸せだよ!」


蓮「さあて!この話は終わり!
エレキモンの所へ行こう!」


アルル「そうだね!…蓮!!」


蓮「どうした?」


アルル「その歌…ぼくにも教えて!」


蓮「わかったよ^^
さぁ!行こう!」

アルル「うん!」


着いたが
なんだかんだで
夕方になってしまっていた


蓮「おーい!エレキモーン」


エレキ「蓮にアルルモン!
遅かったな^^」


蓮「置いてった癖に
なに言ってるの?」

タ「蓮さーん!!」


ドゴォ!!


蓮「うっ!」


タケルが蓮に体当たりを食らわした←


蓮「ごほ…ごほ
タケル無事だったんだだね?みんなは?」


タ「みんなはまだ…」

パタ「見つからないんだ……」


蓮「そっか…まぁ…そのうち会えるよ」


アルル「そのうちって……ι」


エレキ「何だ?お前ら知り合いか?」



蓮「そうだよ」

タ「ねぇ蓮さんもベビーたちの面倒みようよ!」


蓮「ベビーたち?」

パタ「デジタマから生まれるデジモンの赤ちゃんのことだよ!」


蓮「へぇ〜」

タ「ねぇ蓮さん!いいでしょ!?」




うっ…
可愛くて断れない……!



蓮「…わかったよ…」


タ「やったぁ!!」


無邪気に笑うタケル

蓮は二人の弟を思い出していた



そんな一時期の幸せを感じてる蓮たちを

上から見下ろす不穏な陰が…………






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