少女の幻想

□輝く翼!ガルダモン
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しかし空は意外にはやく捕まり

逃げ出した理由を話し始めた。


「あたしとピヨモンが太一を探しに出かけたあの夜…。
あたし…見てしまったの…。
ピコデビモンが誰かと話しているところを…。」

「何の話だったの?」

「あたしたちの紋章の話…」

『紋章…ね…』

「うん。
あたしたちの紋章にはそれぞれ意味があったの。
例えば、太一のは勇気の紋章」

「勇気の紋章…?
そうか…
それであのとき紋章が光ったんだ!」

「ヤマト君は友情の紋章。」

「友情・・・?」

「蓮のは優しさと強さの紋章」


『これまた似合わないのがきたね。』


優しさと強さ…なんて…




そして空が愛情の紋章
それが紋章が光らないからと少し卑屈になる空がおり
慰めようとした太一は空を泣かせるわで大変だ


その時蓮が空に近づき
横に座る


『大丈夫だよ
空。心配しなくてもきっと時期がくれば光るよ。』


でも僕の「強さ」は光らないであろう。
僕は今も昔も弱いママなのだから…

本当は優しさだって僕には勿体無いのに…


…こんなのこと言うと怒られそうなので
言わないけど。



「蓮…」


「蓮って意外に良いところあるんだよな!」


『君ね…。意外にってなに?意外にって!』



その時みんなで可笑しくなって、笑って
辺りが暗くなってきた頃に


今日は野宿する事になった。








このあと新たな強敵が現ることを
知るのだ……







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