少女の幻想

□闇の城 ヴァンデモン
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「ねー。蓮」

『なに?』

「これから、どうなるんだろうね?」

『さぁ?』

「さぁって…」

『でも、大丈夫だよ。
なんとかしてみるさ』

「…蓮って
今更だけどアバウトだよね……」

『何を今更』

「(…この先…大丈夫かな……
ぼく心配になってきたよ……)」



2人で野原で黄昏ながら話していると
太一達がやってきた

「蓮―!お前、どこにいたんだよ!」

『ずっと、此処にいたけど?』

「いたけどじゃねぇよ!
どうして、お前はいつも肝心な時にいないんだ!?」

『なに?なんかあったの?』

「お前な……!」

「太一、落ち着いてι」

『そうだよ。短気はよくないよ?』

お前のせいだろ!?


あまりに緊張感(協調性?)がない
蓮に太一は半ギレだ。


『ところで、何かあったの?』

「それが…」


蓮が黄昏てる間に
太一達はゲンナイさんと話していたらしい。

それで話された内容を蓮に伝える空


『良い話しに
悪い話?』

「まず良い話しから話すわね
良い話しは
私達の他にもう一人いるみたいなの」

『てことは九人目?』
「ええ」

『それで悪い話って?』

「悪い話は
ヴァンデモンが九人目を狙ってるのよ。」

『あちゃ―…』

「しかも、九人目はここ(デジタルワールド)にいないのよ」

「じゃあ、どこにいるのさ?」

「……私達の世界よ。」

九人目の居場所を問うと
少し、間を開けてから
静かに言った

その言葉に
蓮とアルルモンは目を見開いた


『…僕達の世界…
と言うことは…日本…?』


蓮が言うと
みんな黙ってる

つまり肯定の意…


「でも、それじゃあ
ヴァンデモンには手が出せないんじゃ……」

「ヴァンデモンの住む城に
日本に通じる道があるみたいなんだ。」

「だから今
アグモンとパルモンが変装して
情報を掴みに行ってるのよ。」


『「……いつのまに……??」』


「蓮とアルルモンが空くんの説明を聞いてた時だよ。」

『あ、丈いたんだ。』

「……君ね……」


とりあえずみんなから
説明を受けて
事の重大さを知り


一刻を争うみたいなので
みんなで急いでヴァンデモンの城の
近くで待機する事にした



余談だが蓮のこの一言に丈はさり気なく傷ついたのはいうまでもない




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