少女の幻想

□マンモン光が丘大激突!
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「蓮〜……」

『フィルモン、静かにしてて。』

バレたら面倒だから。っと
小声で言う


「だって…」

『ん?』

「……苦しい…んだ…」


現在蓮達は
光が丘に向かうべく
帰りのバスの中で着くのを待つ間の
フィルモンは少しデかめのバックに
押し詰められていた。


『ゴメンね。あと、少しだからさ』

我慢して?っと強制的にフィルモンとの会話を終わらせた



「あの…ご気分でも悪いんですか?」


窓側でデカいバックを抱えて
顔を伏せていた為

隣の男の子が心配そうに
蓮に話かけた。


それに気づくと
急いで弁解をする


『ち、違いますよ。
気分は悪くないので
ご心配なさらないで下さい(微笑み)』

「そ…そうですか…///」


蓮はいつものように
猫を被って弁解すると
男の子はそれを知らずに顔を赤くする。

その光景をフィルモンは
「…猫被り…」と呟いたのは
誰にも聞こえなかった。




















数時間後
一行は光が丘に着き

太一達は懐かしいさに浸っているが
あまり面識のない蓮にとっては
よくわからないでいた。


「蓮は光が丘に思い出ないの?」

『そうだね。
僕は物心ついた時には外国にいたしね。』

「ああ。確かそう言う設定だったね。
最初はクールなキャラだったのに
今はただのお馬鹿キャラになったもんね」

『フィルモン。設定って言わない
それに一言多いよ。』


「おーい!蓮
置いてくぞ!!」


蓮時にはフィルモンがコント(?)をしていると

遥か遠くに太一達がずんずんと先に進んでいた。


「ほら。蓮
早く行かないと
"また"迷子になるよ?
方向音痴なんだからさ。」

『フィルモン。実は僕の事嫌いだろ?』

「そんな事ないよ。(時々本気で殺意は湧くけど)」


何だかフィルモンが怖い事を思っているのは
蓮は知らない。





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