少女の幻想

□完全体総進撃!きらめくエンジェウーモン
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「やっと来たか〜
ほら、行くぞ。蓮」

『え、どこに?』

「ここをまっすぐ行けばきっと見つからずに外に逃げ出せる。」

『なんで、そんなこと分かるの?』

「オレを舐めるな。昔、子役をしていたとき見つけた秘密通路だ」

『…さては、面倒いから逃げようとして見つけた通路だな…?』

「まあな。ほら、行くぞ。」


『「「おう。(うん。)」」』














『はぁ―
やっと外に出れた―……』


通路を歩いてたのいいが
兄がど忘れし迷ってしまったため

脱出に何時間もかかってしまった。



「蓮…なんだか嫌な予感がするよ…」

『ああ、僕も同意見だ。』


暗い空を見上げ
次の行動を考える


「おーい!」


誰かこちらにくる。

『丈…ヤマトにタケル!それに空まで…一体どういう……』

僕の発言は途中で止まってしまった…
そして、とある人物が僕の名を叫びながら走ってくる。


「蓮!!」


『げ!親父!!』

「こら!パパでしょ!!」

『死んでも言うか!!そんなこと!!』


ぎゅうっと腰に抱きついてくる
うちの親父、神田鋭次を引き離そううと頑張る

それを初めてみるヤマト達はドン引きをする


「はっはっは!良かったな、鋭次お前の愛娘が無事で!!」


豪快に笑う見知らぬおじさん。
どちらさんだ?


「久しぶりです。裕明さん」


ぺこりと裕明と呼ばれたおじさんに挨拶をする兄

どうやら、このおじさんは父さんの友達で
兄とも交流があったらしい。


「親父、もしかして神田鋭次ってあの人気俳優の?」

「ああ、そうだ。それだけじゃないぞ。

あの、゛紅き華゛と言うブランドの会社の社長で神田家の御曹司だ。」


ん、あれ?
ヤマト、今…あのおじさんが親父って…

まじか。


その前にみんなからの視線が痛い…





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