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□"A promise U "
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―――あたしは、
何を伝えに行くんだろ??
何で逢いたいんだろ??
わかんないよ…
「あむちゃん!!!」
「……唯世くん???」
「ついたよ、イギリス」
「ほんと??」
そう、あたしたちは
イクトに会うため…
正確にはコンサートにいくため
イギリスまでやってきた。
「イクト兄さんにはそのこと連絡したの??」
「ううん…あたしからメールなんて……なんかできなくて、」
「………あむちゃん、君はやっぱり……」
「??唯世くん、会場こっちだよ??」
「うん…」
唯世くんが一瞬だけど
寂しそうな表情をしてた。
ほんの一瞬だけど…
すぐにいつもの唯世くんに
戻った
「唯世くんはイクトに何を伝えたいの??」
「…僕はイクト兄さんに宣言したことがあるんだ、彼は覚えてないかもしれないけど。そういうあむちゃんは??」
「あたしも同じ…かな??」
あの約束…
アイツ忘れてるのかな?
そして…
会場へたどりついた