君の知らない場所へ

□第一話 俺たちの出会い(未完成)
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【第一話 俺たちの出会い】

ピピピピピピピピピ!!
目覚ましの音が部屋に響き、その煩さに目覚める
カチッ。
嫌々目覚ましを止め起き上がるが眠いことは変わらない
仕方なく洗面所に向かい顔を洗う

「つめっ?!!」

冷たい水に驚き完全に目を覚ます
あー…ビックリしたー…(汗)
まさか氷水ほどの冷たさだとは思わなかった
タオルを片手で取り顔を拭いてからリビングに行く
朝飯はトーストでいいかな?
簡単だし、もう時間ないからいいか

パンを焼いてる間に洗濯物を干し、テレビをつけてからパンを取りに行く
パンを銜え、家を出る

「行って来まーす」

+++++

「はよー、遼」

「おはよっ」

教室にいる友達と挨拶を交わし自分の席に座る
共学であるから普通に女子もいるわけで…
まぁ、告白されたこともないし、好きな子も特にいないからいいけど
たまに彼女が出来た!!という友達を羨ましかったりする

『きゃーーー!!/////』

「ぅ…」

出た。今日も女子からの歓声で迎えられている男子一名
そして俺の苦手なタイプ
実際に話したことなど一回もないし、関わりもない
というか関わりを持たないように生活しているのだから当たり前だ

「よ、大丈夫か?遼」

「あーうん、大丈夫。」

「それにしても今日もすげーなー、隼人は」

「さすが沖田…」

沖田隼人…
不良でもないようなのだが、問題児には違いない
煙草も吸わないらしいし、暴力団に入ってるわけでもないらしいけど…
クラスでは途中から抜けたり、寝ていたりとまぁ自己中
でも彼女はいないらしく、女子達はいつも気に入られるために色々しているらしい
よく分からない。
男の俺からすれば沖田のよさはいまいち理解しがたい

「まぁ、いいんじゃね?沖田は沖田。俺らは俺らだ」

「そうだね」

苦笑いを友人に向け窓の外へ視線をやる
今日の一限目は国語か…
あ、兄ちゃんだ
良かった…他の授業だったらあんまりやる気しなかった…
こんな微妙な気分な時は兄ちゃんの授業が一番だ…
 

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