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□出会いは突然に*2
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入学式なんて適当に校長の話聞いて、適当な女でも見つけて一緒に下校するもんだと思っていた、中学生時代

其れの延長やと何気なく構えていた俺が甘かったんやな、


『あ、其処の一年生、ちょっと待ってー』


…人間って不思議やな、反射的に逃げてもうた。


『ちょっ!待ってって!なぁ』


「…何ですか、僕もう帰るんですけど」



『……なんで全部棒読みなんよ』


一人で喋って、一人で落ち込んでるわ
大動物みたいやな…


しばらく落ち込んでやっと用件を思い出したのか、若干焦りながら此方を見ている



『そや、亮ちゃん!一緒、帰らへん?』


初対面で考えられへんほど馴れ馴れしい。


…さっきの感情は気のせいかもしれへんな、


でもここで断ったら平凡な生活が駄目になってまうかもしれへん…




    「…ええですよ」



『んふ、決まりな!ちょっと待っとってー』


手ぶらで来た事を思い出したのか走って戻っていった



何かに期待している自分がいた


  

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