復活
□理由は簡単
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「ぎゃーっ!ちょ、ボスたんま!今あたしっ、帰ってきたばっか!報告書…っ、報告書徹夜で書きあげたの!それ読んでからレヴィとかスク兄のことカッ消して!お願い!」
コォォォオオはやばいよ!
あたしの報告書がぁぁあっ!
バン!
レヴィがコォォオオの音に反応して扉を開けた瞬間、光の塊が弾けた。
「……げほっ、ごほっ…!
いっ、たぁーっ!ちょっとボス、報告書焼けちゃったじゃん!どうしてくれんの!?もぉー!あたし、一生懸命仕上げたのにぃー…」
「……いらねぇ。フランのヤツがそれぞれコピーしてある」
「え、ほんと?」
聞き返すと、二度は言わねぇ的な雰囲気でボスはそっぽを向いてしまった。
てゆーか、あたしさっきまで報告書は自室に置いといたハズだけど?
一瞬フランへの感謝の気持ちでいっぱいになった胸は一気に疑問でうめつくされた。
よし、フランのところに行こう。
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