君に捧ぐ初恋

□tears
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この想いは危うく壊れそうで
今の自分を形容しているようだ

先のない夢に溺れそうで
伸ばした手は幻想を掴む

見える壁を見えないフリして
自分は未だ愛されていると
ワガママでも叫び続けている


『俺にはアナタだけです』


大好きな声が響き視界は滲む


「……。」


求めすぎて気付けなかった
信じていたい答えを
いつの間に見失ったのだろう

お前は後どれくらいオレを
好きだと言ってくれるかな?

見抜けない真実を待ち焦がれる
今だけはお前の優しさが憎い


(…うそつき。)


信じる以外に何も出来ない
そんなオレに愛してると告げる

お願いだから優しさを裏切って

得意のキラキラ笑顔で
どうか嘘だよと言って欲しい


.
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