君に捧ぐ初恋
□tears
1ページ/25ページ
この想いは危うく壊れそうで
今の自分を形容しているようだ
先のない夢に溺れそうで
伸ばした手は幻想を掴む
見える壁を見えないフリして
自分は未だ愛されていると
ワガママでも叫び続けている
『俺にはアナタだけです』
大好きな声が響き視界は滲む
「……。」
求めすぎて気付けなかった
信じていたい答えを
いつの間に見失ったのだろう
お前は後どれくらいオレを
好きだと言ってくれるかな?
見抜けない真実を待ち焦がれる
今だけはお前の優しさが憎い
(…うそつき。)
信じる以外に何も出来ない
そんなオレに愛してると告げる
お願いだから優しさを裏切って
得意のキラキラ笑顔で
どうか嘘だよと言って欲しい
.