Dream
□マグロPOWER
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我が家のルカ様は、全く女王様ではない。
なんていうの、ヘタレ…？Ｍ気質…？
要するに、弱い。
「ますたぁ〜〜〜」
「…ルカ、またリンとレンにいたずらされたの？」
「…はい」
と涙ぐむルカはとにかくかわいい。
購入時、女王様を想像していたから、ちょっと怖かったけど、
実際こんな感じでかなりほっとした。
今日は、いつものごとく、リンとレンにいたずらをされたらしい。
…そのいたずらというのは、お昼寝中に髪を結われた、というもので。
「…わたしっ、こんな髪型似合わないし、嫌です！」
ピンクの綺麗な髪は綺麗なツインテール。
「いや、十分可愛いと思うんだけど…」
「お世辞は結構ですっ！」
「…ほんとなんだけどなあ」
「いいえっ！私はミク姉様のような可愛らしいFaceを持ち合わせておりませんので！」
おお、素晴らしい発音。
感嘆しながらも、落ち着かせるために、夜マグロのお刺身で一杯やることを約束した。