☆SHORT☆

□『お前らもう帰れよ』
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ガチャ

『あ、』


「!っ」
「キャッ!?」




まぁ、何と言うか


こんな漫画みたいな出来事が、今どき、しかも


自分が、体験するなんて思いもしなかった。






目の前には見知らぬ女の子






そして自分の彼氏











2人が抱き合い、、キスをしていた









「っ名無」



今更そんな顔されても…





なんとも思わねーっての




『、お邪魔しましたー』


自分の口から出た声は

いつもと何ら変わりないもので






――――――――――――――


「それまじっスか!?」


『マジだって。しつこいなぁ』


「え?まじかよぃ」



『あーしつこい。ウザイ』

こいつら、丸井ブン太と切原赤也。

勝手に人ん家に上がりこんで寛いでやがる


まぁ一人暮しだし別にいいんだけど


ウザイ。私を挟んで座るな狭い。邪魔。



「ウザイはひでぇっての。まさか、あの仁王がね」


「仁王先輩と別れるんスか?」


『は?現在進行形で付き合ってないし』

あれ見て付き合ったままなんて奴らいんのかよ


「傷心っスか!」


「癒してやろうか?」


「何いってんスか!」


『…じゃぁ』



「「ぇ?/へ?」」




『癒してよ』

「「〜〜////」」


バカだよな。


「今のはずるいっス///」


『意味わかんない』

「/////」


バシッ

「いてっ」


『お前は何時までも赤くなってんな』

「っだって今のはないだろぃ!」


『ただ頬撫でただけじゃん』


「顔がっ!妖艶すぎだ!!」

「声も色気ありすぎっス!!」


『喚くなクソ犬ども』


あー本当にウザイ。



ピンポーン、




ピンポーン、


……

ピンポーン、ピンポーン
ピンポーン、ピンポーン
ピンポーン、ピンポーン


『ウザイっっ!!どっちか出てきて』


「「はいっ」」シュバッ


ガチャ


「っ名無!」


「名無じゃないぜぃ」
「何のようっスか。仁王先輩」


「名無おるんじゃろ。どきんしゃい」


「やだね。」
「会いたくないそうっス」


誰もそんなこと言ってないし



「っ〜〜。どきんしゃいっ!何でおまんらがおるんじゃ!?」


「別にいーじゃん。なぁ?」 「そうっスよ。」


『ブン太ぁ!赤也ぁ!煩いから、いれて』


「「はぁーい」」




「、」


『で、何しにきたの?』



「すまんかった」



『…別に謝んなくていいけど。』



「っ」


「修羅場だ」「っス」


『別に修羅場じゃないし。仁王もさぁもういいよ。』

「よくなか。」


『はぁ』


「悪かったなり。別れんでくれ」



『わ「別れるってか、既に"現在進行形で付き合ってない"っスよ」………はぁ』



「そうだぜぃ。だから俺らが"現在進行形で猛アタック中"。なっ赤也」


「はい♪手遅れっスね。仁王先輩」



「っ!な、なんでおまんらが出てくるんじゃ!!関係無いじゃろ!!」


「「名無が好きだから」」



「っ〜!!」










『お前らもう帰れよ』


(はぁ、こいつらが居ると結局こーなる訳)


(((名無!)))


(ウザイ)


(((ヒドイっ)))


(はぁ、)

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