Short Novel

□名前
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ある日、僕はヒナギクさんとケンカをした…



理由はほんのささいなことだったのに…



「綾崎くんのことなんて信じられない!」

って言われちゃった…



僕はもう何も言えなかった…


思えば、はじめから友達だとは思われてなかったのかも…



きっとそうだ



僕の勘違い…思いこみ…


だから、僕は距離を置こうと思ったんだ…


だから、僕はヒナギクさんを「桂さん」って呼ぶことにした…



だって、馴れ馴れしいよね



そんなに仲良くもないのに…



さよなら、僕の楽しかった毎日…



僕の思いこみだったけど…


とても楽しかったな…




これからはお嬢様とマリアさんにだけ心を開こう…



そして、お嬢様との約束を守り続けるんだ…



それだけが、僕の価値だから…
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