treasure
□Aquamarine 『special day』
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「ちぃ…ちぃ」
ちぃ「ん…」
桂木「起こしてしまってすまない、ついたよ」
ちぃ「え…うーわっ!!」
目覚めるとそこは一面の銀世界が広がっていた
ちぃの誕生日に桂木はなんとか連休を取り以前一緒に来た雪山にある山のロッジへと来ていた
ちぃ「やっぱり雪凄いですね!」
雪山に来たのだから当たり前の事なのだがやはりはしゃがずにはいられないちぃは車から降りると雪面をサクサクと踏み鳴らす
桂木「こらこら、あんまりはしゃぐと転ぶ……っ」
ボフッ――
桂木の心配を余所にちぃは雪の上に見事に人型を作った
ちぃ「っ――!冷たいっ!」
桂木「まったく、しかし、やっぱりちぃは小さいな」
雪面に出来たちぃの型を桂木は改めて眺めている
そして……
ボフッ――
ちぃ「えっ!?」
ちぃの型の横に一回り大きな桂木の人型が出来た
ちぃ「きやっ!もう、桂木さんたら!あっでもやっぱり桂木さんて大きいですね」
2つ並んだ型を、寄り添いながらその型を見つめた
桂木「さっ、冷えて風邪を引いたら大変だ。中に入ろう」
ちぃ「はい!」
桂木の手を取りロッジへと入っていった
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