■出会い
夏休み。
1人で残って自習をしてた。
そしたら個別の先生が声を掛けてきた。
「いつも頑張りよんな〜!!」
笑顔がキラキラ光ってる人だった。
名前も知らない先生だった。
その先生は「達也先生」って呼ばれてた・・・。
「何の教科が苦手なん?」
「理科が嫌いっっ気体とか物質とか・・・。」
「気体!?あぁ〜化学やろ?」
達也先生は中3のあたしを高校生と間違えた。
そして初めて話すあたしに理科を教えてくれた。
背が高くてめちゃサワヤカで話し方が優しい先生だった。
“この先生は他の先生と何か違う”
そう思った。
そしてあたしの恋が始まった。