Novel

□おまえじゃないと
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そりゃあ、男なんてゴメンだ。言っておくが、そんな性癖は全くない。

しかし神様は、そんな俺に更なる試練(誘惑)をあたえた。


目の前に横たわるのは、俺が今までで一番好きになった奴。何から何まで俺好み。

なんでこいつが男なんだ。

俺の目がおかしかった?いや、こいつがこんなに可愛いのが悪い。事実、こいつには男ばっか寄ってくる。


一度は、気の迷いだと思った。ホラ、思春期特有のさ。でも、いつになっても俺の中ではこいつが一番可愛い。

認めるしかない。こいつにホレたと。


だから、俺ん家でお泊りという大イベントの、超山場である今、なんも行動しないのは・・・据え膳食わぬはなんとやらだ!


「うーん」

絶世の美女(笑)、天野平は、女としか思えない色っぽい声を出した。もう我慢できねえ!


「万・・・里ィー」

・・・

・・・・・・

今、何と?
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