小春日和
□07
1ページ/6ページ
沙代「ええええええ!!?」
沙代の声が、屯所内におもっくそ響き渡る。
萌絵「沙代、でかいよ声」
沙代「だってだって!
…えええええええええええ!!!??」
鳥が数十匹飛び立った。
由梨「こっ…こまっ…こまく……がァァ…!」
由梨は、二人の隣で耳を押さえながらのたうちまわっている。
萌絵「!!…由梨、お茶こぼれてるよ?」
由梨「そこかァァァ!!」
萌絵「あ、復活おめでとう由梨」
ズズズ…とお茶をすすりながら萌絵が祝福の言葉を贈った。
由梨「祝福じゃねーよコレ
つか萌絵、それ天然ボケなの?故意的なボケなの?」
萌絵「んー…天然?ってことにしといて」
由梨「…開始早々キャラ崩壊?」
沙代「…あ、あの…」
「「え?」」
沙代「『え?』じゃねーよテメー等
何?ハブ?あたしだけハブ?
あのさ、隣であたしがめっちゃ暗いオーラ出してんのにさ、
無視?シカト?
何楽しそうにミニコント繰り広げてんの?」
「「スンマセンでした」」
二人はすぐさま土下座した。
だって…
由梨(ヤバイィィィ!!魔王!魔王が見えたァァァ!!!)
萌絵(え?何?!由梨にも見えた!?あのどす黒いオーラ!!)
今日学んだこと:沙代を怒らせると、
後ろにどす黒いオーラを放ったおっさんにご対面できること。