小春日和

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沙代「ええええええ!!?

沙代の声が、屯所内におもっくそ響き渡る。

萌絵「沙代、でかいよ声」

沙代「だってだって!
えええええええええええ!!!??

鳥が数十匹飛び立った。

由梨「こっ…こまっ…こまく……がァァ…!

由梨は、二人の隣で耳を押さえながらのたうちまわっている。

萌絵「!!…由梨、お茶こぼれてるよ?

由梨「そこかァァァ!!」

萌絵「あ、復活おめでとう由梨」

ズズズ…とお茶をすすりながら萌絵が祝福の言葉を贈った。

由梨「祝福じゃねーよコレ
つか萌絵、それ天然ボケなの?故意的なボケなの?」

萌絵「んー…天然?ってことにしといて

由梨「…開始早々キャラ崩壊?」

沙代「…あ、あの…」

「「え?」」

沙代「『え?』じゃねーよテメー等
何?ハブ?あたしだけハブ?
あのさ、隣であたしがめっちゃ暗いオーラ出してんのにさ、
無視?シカト?
何楽しそうにミニコント繰り広げてんの?」

「「スンマセンでした」」

二人はすぐさま土下座した。

だって…

由梨(ヤバイィィィ!!魔王!魔王が見えたァァァ!!!)
萌絵(え?何?!由梨にも見えた!?あのどす黒いオーラ!!)

今日学んだこと:沙代を怒らせると、
後ろにどす黒いオーラを放ったおっさんにご対面できること。
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