小春日和
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チュン、チュン―
小鳥の鳴き声が響き渡り、朝が来たことを告げる。
由梨「朝…」
珍しく早起きした由梨は、
隣にいる萌絵と沙代に目をやる。
沙代「…はよー」
視線に気づいた沙代は、目を覚ました。
由梨「あ、おはよー」
沙代「晴れてんなー、今日」
由梨「すがすがしいよ」
沙代「なんか会話がおっさんなんだけど…」
その会話に気づき、最後に萌絵が目を覚ます。
萌絵「おはよー」
由梨「あ、起きた?」
萌絵「ぐっすりだよー」
沙代「あたしは夢見た」
由梨「どんな?」
沙代「えーと、由梨が女中になって土方スペシャル作ってて、
萌絵が沖田さんと見回りで思いっきしサボってて、
あたしが山崎くんと雑用をたんたんとこなしてる…っていう」
萌絵「平和だなー…
なんか心がぽかぽかしてくるよ」
由梨「…そろそろ、『居候』脱却したいな…」
沙代「うん…そうだな」