非公開用。

□たんさんすい
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―たんさんすい―


わたしはびょういんにいる。
隣に居た青い髪のブルーベルさんはもう退院したそうだ
大きくて白い病室に一人残された。
ずっとここで過ごす。
いままでも多分これからも





声が出ない病気だ
多分治らない
皆の様子をみたところもうすぐ死ぬかもしれない



それは仕方の無いことだと思う。





スィーー
病室の自動ドアが開き見慣れない人が入ってきた
と、いうか絶対見たこと無い


蛙の被り物をかぶったひとなんて。



すごく個性的な人だなぁと思っていたら
「ブルーベルって奴ここにいませんでしたかー?」
と急に聞かれた。

『……っ』私は急いで紙とペンをとりだし
【1週間前に退院したそうです】
と書く

蛙のひとは一瞬驚いたみたいだけどすぐに理解したらしい
「あ゛ーー!!ベル先輩に報告できないじゃないですかー…」
と愚痴をはじめた

【せんぱい?】

「ミーの会社のあんぽんt…先輩でー自分を王子だと錯覚しているナルシスト堕王子ですー」

【ふふっ】
蛙のひとの言い方が可笑しくて思わず笑ってしまった








そういえば最近いつ笑ったっけ…

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