小春日和
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沙代が大声を朝一から出した理由。
それは、昨日の由梨の出来事に大きく関係していた。
由梨「そうなの!土方さんに頼まれちゃって〜」
由梨のまさかの女中事件。
沙代「いいないいないいなぁぁ!!」
由梨「えっはっはっは」
由梨(沙代がすぐ怒りおさまるタイプでよかった…!)
沙代「あたしなんか前の回、
ただ朝ごはん食べて終わったんだからね!!」
前回のことも話に出してくる沙代。
萌絵「沙代、沙代ならきっとすぐになれるよ真選組隊士」
湯呑みに、なぜかオレンジジュースを入れて、
再びわざと「ずずず…」と音を立てて飲んでいた萌絵。
沙代「そういう萌絵だって!!
沖田さんから誘われたんでしょ!?真選組隊士の事で!!」
萌絵「ま、まぁそうだけど……でも!
絶対沙代素質あるって!!真選組隊士!!」
沙代「そ、そうかな…？」
「「うんうん!!」」
二人は同意の声をあげる。
沙代「…でもな…」
沙代は自信無さげな声を出し、若干猫背気味になった。
由梨「き、気分転換に外にでも出てみれば？
ホラ、外天気いいし」
沙代「…そうだな、そういえばちょっと買い物したかったんだ」
そう言い残し、沙代は外へ向かった。
萌絵「…沙代に悪いことしちゃったかな…」
由梨「うち達からも頼んでみる？」
萌絵「そうだね…」
二人は、土方の自室へ向かうことにした。