novel
□殺したいほど君が好き
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好き好き好き好き、
大好きなんだ。
愛してる。
だから、君の笑う顔を見ていたい。
怒った顔も、泣いてる顔も。
そして、
苦しみに、憎しみに歪む、
君の表情も。
全部見たいんだ。
大切にするよ?
「愛してるぜ、ルーク」
「ガイになら、殺されてもいいよ」
どうしてこんな事になったんだろう。
ルークは俺に殺されそうになっているのに、笑っている。
喉元に刃を突きつけても、「ガイにならいいよ」って、笑う。
その笑顔は、笑っているんだか、泣いているんだか、よくわからなかった。