novel

□変態に恋されてしまいました5題
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「だから、謝ったじゃないかぁ!」

「ふーん」

「そうですよルーク。いつまでも気にしているなんて、子供のすることですよ」

「ふーん」

「はぁ…」

「困りましたねぇ…」

今、目の前には土下座をしている大人が2人居る。

最初は許してくれと言っていたジェイドも、今ではすっかり開き直ってしまっている。

呆れるぜ

「…変態」

「アレはスキンシップだって! いつもしていたじゃないか!」

「スキンシップ? アレが?」

「いつも受け入れてたじゃないか、ルーク!」

「……」

違う。

受け入れてたんじゃない

「ほら、な? るー」

「我慢してたんだよ!!」

「な…、…ルーク…?」

勘違いしてんじゃねえぞ!

いつもいつも、しつこいから抵抗するのもたりーから黙ってるだけだ。

でも今回はもう我慢できない

「アレはスキンシップなんかじゃない……セ ク ハ ラ だ!」

「せ…セク…!?」

「セクハラ…ですか」

ガイは目を、飛び出さんばかりに見開いている。

ジェイドは俯き加減で眼鏡を押し上げた。

「そうだ。セクハラだ。…訴えられたくなかったらやめてく」







「セクハラなんて……興奮するじゃないか!!」













「……もうお前らなんて大ッ嫌いだっ!」











01.スキンシップじゃなくてセクハラです
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