story  。。お話。。

□第一章
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「、はぁ...決まらないな...」

天は悩んでいた。
中学校に入学して1週間ちょっと、体験入部の期間に入っていた。
その期間も、あと4日程...けれど全く決まらないのだ。

今、悩んでいたのは
・造形部
・剣道部
・女子卓球部

の3つ。

造形部は、大好きな絵が描ける。
剣道部は、かっこいいし、体力が付きそう。
卓球部は、......友達がいっぱい、居る。

全部、魅力がある。
けど、ここの学校は部活の掛け持ちが出来ない、まぁどちらかが疎かになるからだろうが。

「...みんな、もう決めてるんだよね...?」

天は1組に来ていた。

小学校時代からの友達とは、クラスが離れた。
見事にバラバラ。
なんて運が悪いんだろ、とか思いながらもクラスとは全く馴染めない。

「決めたよ〜、うちは卓球。」

天の目前に居た一人が声をあげる。
名前は東堂糺美(とうどう れいみ)、下の名前はよく「きしみ」に間違われるが「れいみ」である。

「あ、うちも、卓球〜」

その隣に居た丘崎佳織(おかざき かおり)、癒し系、と言うか、そんな感じのムードメーカー。

「由佳はソフト、確か、美由もだよ?」

大久由佳(おおひさ ゆうか)、根っからの元気っ子、誰とでも仲良くなれる、気が強い。

「え、以外!美由は糺美と同じかと思ってた〜」

風原美由(かざはら みゆ)、とはこの中には居ないが、天とは一番友達歴が長い、糺美もだけど。
美由は糺美と天に凄く懐いているから、多分どっちかと同じ部活に入るかと思っていた。

「(みんな、決まってるんだ...)」

心の中で、そう思っていると、授業開始の鐘がなった。
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