短き夢

□なでなで
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「ねぇ、
アレして欲しいかも って、ミサカはミサカはテレビを指差して頼んでみる!」

「あァ?」


読んでいた雑誌から目を離し、打ち止めの指差すテレビを見やる。


そこには よくあるバラエティー番組で家族が映っており、

小さな子供が親に頭を撫でられて笑っていた。


「……………」

「ね、ね! ってミサカはミサカはアナタにすり寄ってみたり」

「寝ろ」

「いやっほーーーい!
若干予想はしていた ってミサカはミサカはガッツポーズをとってみたり!

でもでもやっぱりして欲しい ってミサカはミサカはソファに横になっているアナタにダーーーイブ!!」

「どワッ!?」

「やってやってーーー! って、ミサカはミサカは上目遣いにおねだりしてみる」

「……………」


一方通行は腕を上げ、手を打ち止めの頭上にかざした。


そして……………














勢い良くチョップを振り下ろした。


「ミ゙ャンッ!!?」

「重ェだろうがっ!」

「うぅ〜〜〜。
ミサカが求めてるスキンシップはこんなんじゃない………

って、ミサカはミサカは不満を述べてみたり………」

「じゃあ 訊くが、テメェは頭 撫でられるだけの事したのかよ」

「ヘ? あれは何か行動した上に与えられるものなの? って、ミサカはミサカは疑問を口にしてみたり」

「は………?」
 
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