イナズマ・イナゴ

□虎豪
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†感度良好†




雷門中の周り、所謂外周とか外回りとか呼ばれているコースをイナズマジャパンのメンバーが練習の名目でジョギングをしている。
俺の前には愛しの、愛して止まない想い人、豪炎寺さんが走っている。単調なリズム、フォームは崩れていそうにない。
流石は豪炎寺さん!
……でも、豪炎寺さんと一緒に走りたいから、少し速度を上げて追いついた拍子に後ろから抱き付いた。

「豪ー炎寺さーんっ!」

「わっ!……虎丸!?」

俺が抱き付くと豪炎寺さんは驚いた表情で振り向いた。
あ…やっぱり、流石の豪炎寺さんもジョギングは息があがるらしい。息が少し乱れてる。
なんか…可愛いし、…エロいんですが……。そんな俺に気付く気配もない豪炎寺さんは小首を傾げる動作をする。
……うわ、それ、すごく可愛いです!
そうですね、……俺の心情に全く気付かないこの人には悪戯をしてしまいましょう!
抱き付いたまま豪炎寺さんのジャージを捲し立て、その中に隠された素肌に触れ、弄くる。

「あんっ!……や、……あっ…!ちょ、っやめ、…!」

「……。」

「んっ、と、虎丸!いい加減に、やめろっ!」

……えと、なんですかね?煽ってるんですか…?いや、俺が悪いといったら悪いんですけど…、誘ってるんですか??誘い受けですか!?知りませんでしたよ!意外過ぎますよ!!

「豪炎寺さん、めちゃくちゃエロい声ですね!!」

「ちっちが、何言って……!!」

「可愛いです!!」

「うぐっ…。……もう、行く。」

あ、プイッて真っ赤な顔でそっぽ向いてしまいました。
でも、そんなとこも可愛いです!

「あ、豪炎寺さん!一緒に行きましょうよ!」

「………。」

「…手、繋いでもいいですか……?」

「……………、袖口なら…、考えないでもない。」

「はーい!」

豪炎寺さん!いつか絶対落としてあげますからね!

「豪炎寺さん!待ってて下さいね!」

「……ん?何をだ?」

「なんででもです!!」

「……?」








END

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