海外
□始点
1ページ/6ページ
ディランと出会って2年経った。
俺達は特訓を重ね、リーグでも首位に居続けるようになった頃だった。
そんな変わり様のないある日。
「悪いな、呼び出したりして」
ディラン「何かあったの?ボス」
今日俺とディランはチームのボスに呼び出された。
「実は、二人に誘いが来てるんだ。オファーだよ、オファー」
マーク「オファー?」
「ユニコーンからだ」
マーク「ユニコーンって」
ディラン「アメリカ代表だよね、シニアの」
「そうだ」
マーク「どうして俺とディランが?」
ディラン「そうだよ、何の関わりもないのに」
「お前達の実力を見込んでの誘いだ。それにお前達はここのレベルに満足してるか?」
マーク「…」
ディラン「…」
「ここにいてもお前達の実力は開花しない。自分達でも分かってるだろ?」
ディラン「それはそうだけど…」
「ユニコーン上層部からの誘いだ。見学だけでも行って来なさい」
ディラン「どうする?」
マーク「……行くだけ行ってみよう」
ディラン「そうだね」